蛍光鉱物ってなに?
紫外線(UV)などのある種の光を当てると、光ったり色が変わったりする石があります。
そのような石を蛍光鉱物といいます。
蛍光しているところを見てみよう!
- 真っ暗な場所に移動する。(明るいと蛍光がわからない場合があります。)
- 紫外線ライトで鉱物を照らしてください。(ライトの光は直視しないようにご注意ください)
- 鉱物の全体または一部分がより明るく見えたり、色が変化します。
蛍光鉱物を探そう!
蛍光する鉱物を調べて確認してみましょう
蛍光鉱物の一例
- 蛍石
- 方解石
- 鋼玉
- ハックマン石
- ウェルネル石
- カルセドニー
- 珪亜鉛鉱
- アダム石
- ベニト石
- 柱石
- ジルコン
- スローソン石
- 石膏
- 玉滴石
- ウルツ鉱
- 木村石
- 灰重石
- アウイン
- オパール
- アンダーソン石
- 燐灰ウラン石 など
上記鉱物でも、微量に含まれる不純物の割合により、
全く蛍光しない場合もあります。
また、長波紫外線では蛍光しないが短波では蛍光する鉱物もあります。
全く蛍光しない場合もあります。
また、長波紫外線では蛍光しないが短波では蛍光する鉱物もあります。
石が蛍光する原理
普通、ある物質が光るのは外部からの光を反射するためですが、蛍光鉱物はその石自体が光りを発します。
それでは、どのような原理で光を出すのでしょうか?

物質の最小単位は原子でできています。
原子は、中心にプラス電気を帯びた電子が決まった軌道を回っています。
電子の数は原子の種類によって決まっています。

紫外線を照射すると、電子は紫外線のエネルギーを得て軌道から飛び出します。

物質には元の状態を保とうとする性質があるので、飛び出した電子は元の軌道に戻ろうとします。
その時に、紫外線から得たエネルギーを放出して元の軌道に戻ります。
その放出されたエネルギーが光りとなって私たちの目に見える。それが蛍光です。